SANS-SOUCI

人形・映画・小説。なんでもありの日記。

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豚もおだてりゃなんとやら。

というわけで弁天さんにリボラン小説を褒めてもらえたので、
はしゃいで次の小説を書こうかと。
鬼畜リボーンをご希望ですが・・・おいらどうしても読んだのと似たのになりそうで・・って言うか、なっていると思うんだけど・・・。
大丈夫かなぁ。


今『ルパン』の映画を見ています。
モンキーパンチの『ルパン3世』ではなくてフランス映画の『ルパン』。元祖ルパン。
あのモノクルとくるりと端をねじったひげ、黒いシルクハットとマントが雰囲気があって好きです。それにしてもルパン3世のイメージが強いからルパンってイタリア人かと思っていたら、フランス人でした。
原作は冒険小説になるのかな・・・・探して読んでみるのも楽しいかも。


言葉は要らない。


リボーンはいつも勝手に来て、ランボを好き勝手してすぐに帰っていく。
だからランボが気づくとリボーンはすでにおらずに一人でベッドや、フローリングや、バスルームにころがっている。している間は一言もしゃべらずひたすらに体を動かしている。
「・・・くそ、好き勝手していきやがって」
だるい体を引き起こすと、毒づいた。バスルームの壁に寄りかかると大分楽になった気がする。
浅い呼吸を繰り返し、ようやく立ち上がると下肢からどろりと液体が滴った。舌打ちをしてすべてシャワーで洗い流す。
今日は・・・ああ、しまった。
「ボンゴレのお屋敷に行くことになっていたじゃないか」
リボーンがいる。


「本日はボヴィーノの総代代理としてまいりました。10代目ボンゴレにお取次ぎ願います」
「そんなに硬くならなくてもいいぞ?」
対応に出た山本がなつっこい笑みを見せる。10年前と変わらずさわやかだ。そのなつっこさにようやくランボも笑みを浮かべる。
「すいません。でもやっぱりきちんとしなくちゃ」
「ツナ・・・ボスもお待ちかねだ。おいで」
先に立つ山本について、ランボは10代目ボンゴレボスのツナの執務室へと歩いていった。
重厚なオーク材の扉をノックする。すぐに答えがあり、山本が扉を開けた。ランボは一礼して中に入る。
「失礼します」
入って向かいに大きな窓があり、ツナの机が向かいにおいてある。柔らかく差す光が、机についているツナを照らしている。もともと栗色っぽい髪が薄く金色になっている。
それに見とれながらランボはお辞儀をする。
「ボンゴレ10代目におきましてはご機嫌麗しく。本日ボヴィーノは加減が悪く参ることができませんでしたことをお詫び申し上げます」
「そんな畏まったランボをみるとくすぐったくなるよ。いつもの調子にもどってよ」
10年前から変わらない笑みを浮かべたツナは機嫌よく手を伸ばした。そっとその手をとって軽く握る。置かれたすわり心地のいいソファを進められると静かに腰を下ろす。
「今日、ボス・ボヴィーノに会いたかったのはね、ちょっとしたことをお願いしたかったんだけど」
「ボスにも伺ってます。もちろんお受けしますとのことです」
「よかった!・・・じゃあ早速準備に移るから、その旨ボスに伝えてもらえるかな?逐一ボヴィーノにも情報を入れるからと」
ツナは無邪気に喜んだ。その様子はついランボも笑みを浮かべてしまうほどだった。雰囲気が和やかになると、ツナはふと脇のカウチを振り返った。
「リボーンも、ランボに挨拶位したら?寝てばかりいないで」
「うるせぇ」
ボルサリーノを目の上にかぶせなおして、リボーンは低く息をついた。先ほどから部屋にいたのにランボにはちらりとも目をくれない。ランボもそれは気づいていたけれども、何も言わなかった。
だってしょうがない。
リボーンは『格下は相手にしない』が、信条だから。
あきらめたような寂しそうな笑いを浮かべるランボに、ツナも山本も少し困ったように目を合わせた。
そのままランボはツナの執務室を辞した。


「で?なんだっけ」
「・・ぅ、ぐ」
のしかかってくるリボーンにランボは喉を詰まらせる。
屋敷から帰ってきてほっとしているとすでにランボの部屋に忍び込んでいたりボーンにつかまり、ベッドに押し付けられた。
「なん・・・っで、いるんだ・・・っ!」
「かぎ、掛け忘れたんだろ、あほ牛」
シーツに顔を押し付けられるので呼吸ができない。もがいてやっと呼吸を確保するとそれだけで息が上がった。その間にもリボーンはランボの中をめちゃくちゃにかき回す。
時折胎内の柔らかいところを擦りたてるので、思わずランボはシーツを握り締めた。苦しいのにランボ自身はすでに立ちあがってぬれている。
「もの言いたげにこっち見やがって、うぜぇったらねぇんだよ」
「違う・・・っ!」
「この前、お前ボルゲーゼ公園近くにいたろ」
「・・・はぁ?ひ、ぃあ!」
「パルコ・デイ・プリンチピ」
耳に注ぎ込むように5つ星ホテルの名前が囁かれた。ランボは目を丸くする。
確かにリボーンの言うとおり、そのホテルの近くを通った。
たまたまガールフレンドとの待ち合わせがそこに近いカフェだったからだ。パルコ・デイ・プリンチピはリゾートホテルのような概観で、ランボなんかパパ・ボヴィーノの護衛くらい勤めないと足も踏み入れられないだろうところだ。
(うわー、すげーなー。どんな人が泊まってんだろーなー)
ちょうど出てきたカップルがいたんで思わず目を向けてしまった。運の悪いことに。
愛人と出てきたリボーンで。
思わず固まってしまった。視線に気づいたのは愛人のほうで、品のいい綺麗なお姉さんだった。リボーンを見返って、可愛い声で尋ねた。
「お友達?」
「まさか」
リボーンは一瞥もせずに言い捨てた。
「知り合いでもねぇ」
低くつぶやかれた言葉なのに、しっかりランボには聞こえた。同時に走り出していたのだ、ガールフレンドの約束も忘れて。
そしてめでたくランボはふられた。

リボーンの笑い声が聞こえた。
「・・・お前、あんなこと気にしてんのかよ」
「し、てない・・・!」
ぎ、と歯を食いしばるときつく、リボーン自身がねじ込まれた。思わずため息をついてしまうと、リボーンはランボを抱えるように腕を回した。その暖かさに目を見開く。
「何・・・」
「それとも他の愛人みたいに、いわれてぇか・・・『愛してる』とか」
「!」
「うぉ、すっげ」
リボーンの口から漏れた言葉にランボは反応した。耳まで真っ赤に染め上げる。その反応に気を良くしたのか、リボーンはさらにランボの耳に言葉を注ぎ込む。
「『好き』だぜ、ランボ。『愛してる』」
「・・やだ・・・・」
「『好き』だ」
「止めろ・・・」
目に涙をためながらランボは哀願した。
もう本当に止めて欲しい。
もともと人の好意に弱いのは自覚している。それはパパボヴィーノでも、ツナでも同じだ。ランボは人に好意を向けられるとつい頑張りすぎたり、答えようと必死になる。それは今まで飢えていたから。
喉が渇いた人が水を欲しがるようにランボは好意を欲しがる。
「『愛してる』、ランボ」
「ぃやだァ・・・・っ」
無責任な言葉を向けないで欲しい。
それを信じてしまいそうになる。だからそんな言葉なんて要らないのに。



うーん・・・。これもなんかみたようなことがある気がする、って言うかもろ『あっちっち』さんのをぱくっているようですわりが悪いなぁ。
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